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2022.07.02

2022年夏・猛暑予想・・・これまで以上に熱中症にご注意を!

  •  各地域で既に梅雨が明け、連日の猛暑・・・。どうやら今年の夏(7月~9月)の気温は、広範囲で平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうです。既に全国的に熱中症での救急搬送が記録的な数となっています。この暑さに加え、マスク着用生活も影響していることでしょう。仕事上(皆さまの生活習慣病を主に診察している医師)、日々の積極的な運動習慣を推奨していますが、さすがにこの猛暑下での運動を推奨していいのかどうか自身でも悩んでしまいます。一方では運動不足が招く、カラダの衰えも防いで頂きたい・・・。
  • 特に高齢者の方々は3つのポイントで注意が必要です。
  • ①体内の水分が不足しがちです 。 
  •  高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、 体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。
  • ②暑さに対する体の調節機能が低下します。
  •  加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。
  • ③暑さに対する感覚機能が低下しています
  •  高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも 循環器系への負担が大きくなります。
  • (熱中症対策の基本はやはり水分摂取!)
  •  皆様が十分に理解されていることと思いますが、結局はこまめな水分摂取が絶対的ポイントです。
  • のどが渇いていない時でも、こまめに水分をとる習慣を身につけましょう。例えば、起床後・入浴前・入浴後などの自分の日常生活の行動のついでに、コップ1杯の水分補給することを習慣づけるとよいでしょう。また、特に暑い時期には、水分と塩分が適量に配合された経口補水液をとることで、汗をかくことで失われがちな塩分も併せて摂取することが薦められます。梅干、塩昆布、味噌汁などからも塩分を補給することができます。ただし、高血圧や糖尿病の方は塩分や糖分の過剰な摂取には注意しましょう。特に食事が3食しっかりとれている方は、それ以外の時間の水分摂取は主に水や麦茶(ミネラルが多く緑茶やウーロン茶よりもお薦め)がいいかと思います。また、高齢者の方は熱中症症状がわかりにくかったり、短時間で急激に悪化したりすることも特徴です。万が一、熱中症と思いわれる症状の際はご家族やかかりつけ医に速やかに相談をしましょう。