本来、コレステロールは人間の体に存在する脂質のひとつで、細胞膜や各種ホルモン、胆汁酸を作る材料となり、体に必要なものです。2~3割が食事としてとり入れられますが、7~8割は体内で合成され、その合成量は体のなかでうまく調整されています。
一般的には食事療法として肉類や揚げ物などの油ものを控えることが推奨されますが、私の印象としては牛乳やヨーグルト、チョコレート、洋菓子などの乳脂肪分を多く含む食べ物を習慣的に摂取している方がその量を減らしたり、低脂肪・無脂肪牛乳、低脂肪ヨーグルト、カカオ含有高いビターチョコレートなどの乳脂肪成分が少ないものに切り替えると悪玉コレステロール値が低下することはよく直面します。クリスマスや年末年始で外食やケーキなどの甘いものを召し上がる機会が増える時期ですが、ぜひ皆さま食べる量には気を付けましょう。